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先月、<IVY STYLE>という海外のサイトに「Japanese Ivy Books Pinterest」と題された記事がアップされました。そこには日本のファッションについて最も明快に、鋭い視点から語ることができるファッション・ジャーナリストW. David Marx氏が手に入れたという、一冊の日本のアイビーブックが紹介されていました。


日本のアイビーブックで真っ先にその名が上がるのが、復刊してはあっという間に売り切れる写真集「TAKE IVY」だと思います。1965年に発売されたこの本は、60年代のアイビー8大学キャンパス(アメリカ合衆国のハーバード,イエール、ペンシルバニア、プリンストン、コロンビア、ブラウン、ダートマス、コーネル、の8代学を「アイビー・リーグ」と呼ぶ)を密着取材(写真:林田昭慶)した写真集であり、こうした学生たちのアイビー精神に基づく服装や日常スタイルを当時、何処よりも早く日本に紹介しました。


しかし、Marx氏が紹介したのはこちらの本でした。

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「着るか着られるか」(穂積和夫)



この「着るか着られるか」(穂積和夫)は、知る人ぞ知る(私も知らなかった)本で、「TAKE IVY」や「いつ・どこで・なにを着る?」( 石津 謙介) の発売の前年にあたる1964年に書かれており、日本で初めてこうしたスタイルを紹介した本としてアイビーファンのなかで知られているようです。中身は真面目な内容で、カバー袖に書かれてある下のこの文章からも伝わってきます。

服を作ったり、選んだり、着こなしたりする時には、あなたの仕事や生活と同様に、それなりの確固とした信念と主張をハッキリ押し出さなくてはならない。大袈裟に言えば、おしゃれは或る意味でその人の人生観や哲学のあらわれでもある。

著者の穂積和夫氏はアイビーボーイ図鑑で有名なイラストレーターですが、そこにはイラストに見るポップなタッチの面は一切無く、ひたすら硬派で、例えば”シナトラの真似して格好ばかりつけってプレイボーイになれるとは限らないのである”などの辛辣な言葉で切り捨てながら進行していきます。


さて、アイビーの話題で進んできましたが、モッズとアイビーの関係についてはどうでしょう?昨年発売された<The A to Z of Mod>にもアイビーについていくつか取り上げられています。そして一部のモッズがアイビーから影響を受けているのも事実です(この本に羅列されてあるものの中には、モッズが影響を"一方的に"受けたものも含まれており、アイビーについてもそうであるといえます。つまり、モッズは多くのものの中から自分たちの基準でチョイスして取入れていくというスタイルに対して、一方のアイビー側は、多くのものがそうであるように自分たちで完結するという付け入る隙がないスタイルなんですね)。


当時のミュージシャンでその例を挙げると、あのジョージィ・フェイムは、ソーホーのフラミンゴに集まったGIから影響を受けていました。髪型はジョン・F・ケネディーを真似て(カレッジボーイカットですね)、ロールした襟が特徴のボタンダウンシャツなど彼が着用したアイビースタイルの洋服は、オースティンズというアイビーショップで購入していました。ジョージィがその店に行くと、いつもローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツがおり、大量に洋服を購入していたといいます。

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Georgie Fame

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John F. Kennedy



そんなアイビーの源流が、イギリスのオックスブリッジ(オックスフォード大学とケンブリッジ大学の併称)です。ケンブリッジを卒業したあの白洲次郎氏は、オックスブリッジアクセントで英語を話し、TPOにあわせて卒業校のレジメンタル柄のタイを締めたなどのエピソードで知られていますが、今や時代も変わり、イギリスでは上流階級の気取ったアクセントで話し、卒業した名門校のタイを締めている人などめったにいないのだそうです。

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白洲次郎






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『MODS MAYDAY NAGOYA 2013』


1990年に誕生して以来、毎年5月に開催され続けている『MODS MAYDAY NAGOYA』は今年で24回目を迎える。名古屋エリアの60sシーンで活動するバンドとDJに加え、全国各地からもシーンで活躍しているゲストを迎えての開催となる、まさに名古屋の全てのMODSや60sフリーク、ヴィンテージ・ミュージックファンに向けたスペシャルな祭典である。

今年は、昨年30年ぶりに新譜をリリースして復活を果たした伝説のバンド<ザ・スクーターズ>を筆頭とする7バンド+7DJの豪華ラインナップに、名古屋の主要MOD/60sイベント「DANCE CRAZE!」「Da Doo Ron Ron」「MAXIMUM MOD」によるフルサポートでこれまでにない熱い夜を演出する。

この日のためにオーダーしたスーツでキメたモッドや60sなワンピースで着飾るモデット、クールなステップで盛り上がるフロア、きらびやかなヴェスパやランブレッタ……。
60年代、世界で最も熱かったロンドンがここ名古屋に甦る。

Blokes and Birds! "MODS MAYDAY NAGOYA" is the most happenin' 60s party in Japan! Join us in your coolest 60s threads for an all-nighter filled with the best DJs and live R&B, Soul, Blues, Jazz, Beat, Ska and more! The night begins with Vespas and Lambrettas cruising the town in our vintage scooter run. See you there!
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by modthing | 2013-04-30 21:18 | MODS
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